靴紐の通る部分がパックリと裂けて紐をしっかりと締めることができなくなっていました。
まずはこの紐止めの周辺の糸をほどいて間に当て革を挟み込みます。
そして、フィット感をできるだけ損なわないように、ある程度の丈夫さを保つようにミシンで縫っていきました。
金具の長さはまだまだ十分あるスパイクでしたので、この修理で金具がすり減るまで使えると思います。
この部分の紐通しが破れる原因を考えてみたのですが、思い浮かんだのは
①たまたまこの部分の強度が弱かった
②このスパイクの持ち主さんがキャッチャーであればレガースとの摩擦
③プレー中に踏まれた
くらいでした。
③は本人さんも痛いはずなので覚えていると思います。
①が妥当かな???
スパイクの修理の際は修理個所と金具の状態を見て判断しています。
「これはどうかなぁ~?」というスパイクを修理に出すか迷っている方はお気軽にご相談ください。
「口頭」での説明では判断できない部分が多いので、スパイクを持って来店いただければありがたいです。
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和氣 宗一郎
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