長年の謎（「声出し」と「集中しろ！」）が解けたサイト

投稿日：2016年9月5日

ワケスポーツ宇和店店長の和氣です。
スポーツの秋ということで中学生・高校生だけでなく保護者の方や指導者の方にも読んでいただきたいサイトを紹介します。

長年の謎（「声出し」と「集中しろ！」）が解けたサイト

※この写真は新宇和球場です。本文には全く関係ありません。

私のFacebookのタイムラインに流れてきた記事を何気なく読んでみると大変面白いサイトに当たりました！

【ＭＵＳＴＥＲ（マスター）】
https://muster.jp/

（１）『声出しに効果はあるか？』より

https://muster.jp/course/322/

これは「謎」というほどのことではないのですが、すごく納得がいきました。

先日、宇和ボーイズ小学部の練習に参加した時に
○次のプレーの指示
○良いプレーをほめる
といった「声」を相手にしっかり伝わるように大きな声を出そうと選手に言ったのですが、このサイトの記事を読んでからだったらもっとわかりやすく伝えれたのではないかと思います。

記事を私なりに要約するとこんな感じになります。

声出しの効果は大きく３つ。
① 実質的効果・・・チームプレーをする上で必要な情報を伝える。
② 科学的効果・・・瞬発力を使う動作をする時に声を出すと体幹が安定する。
③ 精神的効果・・・ポジティブな言葉を口に出すことで気持ちを盛り上げる。

いかがでしょうか？
私にはス～っと入ってきました。
全文を読みたい方はこちらをクリックしてください。

（本文とは全く関係ないですが、新宇和球場のライトはかなり明るいです。）

（２）「集中力と注意力の違い」より

https://muster.jp/course/346/

高校野球の試合を見ていると「集中しろ！」という声をよく聞きます。
長年、この「集中しろ！」に疑問というか違和感というか、ほかに違う言い方があるのではないかと思ってました。

このサイトに書かれているのは「集中力と注意力の違い」なのですが、「集中力が落ちる原因」が書いてありました。

集中力を切らす最も大きな要因は「失敗」
よく試合中に「集中が切れてしまった」「心が折れた」と耳にするが、人は失敗したりうまくいかなっかたりすると脳がちょっとしたパニックを起こし、しばらくまともに行動できなくなる。これらの場合においては集中力も注意力も散漫になっている状態といえよう。
集中を切らさず持続させるためには失敗に慣れないといけない。慣れるというと誤解を生むかもしれないが、日々の練習において失敗したときこそ集中を高める訓練をすべきだということだ。
ＭＵＳＴＥＲ「集中力と注意力の違い」より
https://muster.jp/course/346/

この記事のとおりであれば、「集中しろ！」という言葉が出るということは、この言葉が出る前に「なんらかの失敗」をしているということです。

ということは、「集中しろ！」という言葉ではなく、明確に「さっきのプレーを取り返すために○○しろ！」というほうが効果的ではないでしょうか？
「失敗したプレーが頭の中でベビーローションしている」時や「失敗して監督に怒られてへこんでいる」時に、単純に「集中しろ！」と言われても響かないと思います。
逆に「うるせぇ！それくらいわかってるわ！」と言いたくなることもあるかもしれません。
こうなったらチームの雰囲気はガタ落ち、勝てる試合にも勝てなくなります。

そんな時はより具体的な言葉をかける方が切り替えが早くなると思います。
また、チーム全体も「次のプレーの確認」ができるのではないかと思います。

ということで、私は、

簡単に「集中しろ！」と声をかけるのではなく、

「具体的に次のプレーをイメージさせる」ような声をかけることが大切

だと思います！

最後に。
ホームランが打てなくても、１５０ｋｍの速球を投げることができなくても、具体的な言葉を大きな声で出すことはできます。
いつでも大きな声を出す為には練習でしっかりと声を出しておくことが必要です。
日頃の練習で「具体的な言葉を大きな声で出す」ということは、「試合で勝つため」ひとつの練習だと思って心がけてみてはいかがでしょうか？

【参考サイト】
ＭＵＳＴＥＲ（マスター）
https://muster.jp/

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この記事を書いた人
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和氣宗一郎

代表取締役社長：株式会社道後屋ワケスポーツ

愛媛県西予市宇和町生まれ。硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」（現宇和ボーイズ）、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と１２年間野球三昧。１年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に１年半で退職し、平成１６(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります！本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。