キャッチャーミットの破れ修理
かなり前の話なのですが・・・
キャッチャーミットの受球面が破れたということで修理をご依頼いただきました。
受球面は親指の芯の部分とポケットの部分がかなり損傷していました。
親指の先端も糸がすり切れていました。
小指側のヘリ革もボロボロ。
これらをすべて修理していくのですが・・・
すべて紐を取り外してみると、親指の芯を締めている糸がボロボロに。
キャッチャーミットの破れなどを修理する前に親指の芯をしっかりと締めていきました。
次に、小指側のヘリ革を交換しました。紐を取り外してみるとかなり広範囲に傷んでいたのでこれだけ取り換えました。
ヘリ革は
① ヘリ革取り付け
② ヘリ革押さえ
と2回ミシンで縫います。
(写真は①のヘリ革取り付け)
2回のミシンがけでヘリ革交換完成です。
そして、受球面破れ修理。
受球面の損傷部分の裏に大きく当て革をあてます。
まずは、当て革を受球面に塗っていきます。
そして、破れでいる部分をしっかりと縫っていきます。
最後に当て革を当てるために取り外したヘリ革を取り付けてミシンがけは終了です。
後は紐を通していきます。
今回は紐の損傷が激しかったのですべて取り換えました。
紐をすべて取り付けたら作業完了です。
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和氣 宗一郎
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