編み込まれたグラブの紐が切れた場合は全て取り換えた方が良い場合があります。
先日、グラブの紐の修理をご依頼いただきました。
紐が切れた場所は編み込まれたウェブのところでした。
※親指と人差し指のあいだに取り付けられているパーツのことをウェブと言います。
ウェブとグラブ本体を結んでいるのが紐。
ウェブ周りの紐が切れると捕球してもボールが抜けてしまいますので、早めに修理したほうが無難です。
今回ご依頼いただいたグラブのウェブは紐が全部で3本使われています。
その3本のうちの2本が切れていたので、切れている紐だけを直せば捕球することができるのですが今回は3本とも取り替えました。
3本とも替えた理由は
① 切れていない紐もかなり損傷している
② 新品の紐と使い込んだ紐が混ざると捕球するときに違和感が大きい
からです。
(今回はこの理由をご理解いただいた上で紐を交換しております。)
交換後の写真を撮り忘れているのでお見せできないのが残念ですが、今回の修理でボールが抜ける心配なく思いっきりプレーできます。
グラブの紐が切れる原因は
① ボールとの摩擦
② 紐の乾燥
と言われています。
グラブはボールをつかむ道具ですので、ボールとの摩擦は避けられません。
しかし、紐の乾燥は日頃のお手入れを欠かさなければ防ぐことができます。
グラブの紐の乾燥を防ぐ日頃のお手入れとは紐にもグリスを塗ることです。
編み込まれている紐の部分に注目してください。
左側はグリスを塗っていない状態、右側はグリスを塗った状態です。
紐の色の濃さが変わっているのがわかるでしょうか?
茶色の紐なのでグリスを塗っているかいないかでこれだけ変わってきます。
紐にもグリスを塗ることで紐の寿命を長持ちさせることができますので実践してみてください。
次回のブログでグリスを塗るタイミングやグリスの種類について詳しく触れてみたいと思います。
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和氣 宗一郎
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