高校球児の食事と睡眠時間についてちょっと語ります。
食事
なぜ食事が大切かは知っての通り、激しい練習に耐える体力・エネルギーを食事によって得るため。また、カラダを回復させるために必要なもの。つまり、食事も練習の一環です。 ただ食べれば良いというものでもなく、バランスも重要。炭水化物・脂質・タンパク質・ミネラル・ビタミンの5大栄養素が整った食事が大切です。エネルギー源となるのは、炭水化物・脂質・タンパク質。カラダを作るもととなるのは、脂質・タンパク質・ミネラル。体調を整えるのは、ミネラル・ビタミン。どれが欠けてもダメです。『好き嫌いせずに、米・肉・魚・野菜・牛乳・果物をしっかり食べる』
『体重が増えない』という悩みを持つ高校球児が多いのですが、よく話を聞くと「食べる量が少ない・好き嫌いが多い」ことが主な原因です。高校球児の一日摂取カロリーの目安は5000Kcal。体重や筋肉量を増やすには、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることが重要です。特に、朝食が大事。疲れてできるだけ寝たいからと言って、朝食を軽く済ます習慣ができてしまうと勉強にも支障が出てきます。また、これから暑い夏が来ますが、水分の取りすぎによる食欲低下も気を付けてください(水分補給については後日詳しく説明します)。
『好き嫌いなく量もしっかり食べれる⇒練習がしっかりできる⇒野球がうまくなる可能性が高くなる』いう好循環が理想です。
プロテインについて
プロテインの主成分はタンパク質です。筋肉を組成する重要な栄養素ですが、炭水化物はあまりふくまれていません。プロテインはあくまでも補助です。「バランスの良い食事+プロテイン」で筋肉をつきやすくすると思ってください。また、プロテインを飲んだだけで身長が伸びなくなるという知識は間違いです。カラダの成長期にはまず骨が成長します。自分の体以上の負荷をかけて筋力トレーニングをすると骨の成長よりも先に筋肉が発達してしまい、骨の成長を妨げます。小学生・中学生用プロテインには炭水化物やビタミンなどを補強していますので、ご安心ください。食事バランスが悪い場合は、プロテインを飲むとバランスが良くなることもあります。
睡眠時間
最近、学校の授業や補習が長くなり、練習開始時間が遅くなってしまうため、帰宅時間も遅くなっているようです。帰宅時間が遅くなれば睡眠時間が減るのは仕方ないことかもしれません。でも、携帯電話の普及でメールや電話をする時間が多くなっているのではないでしょうか?彼女や友達とのメールや電話は大切です。でも、自分の体も大切。最低でも5時間はしっかり寝てください(理想は6~8時間ですが、無理だと思います)。成長ホルモンの分泌は午後10時から午前3時くらいだそうです。寝ている間に、体は疲労を取り、傷ついている部分を修復してくれます。(プロテインを寝る前に飲むと良いというのは、寝ている間にプロテインが筋繊維に届き修復を速めてくれるからです)
【 ワケスポ店長のおすすめ 高校球児の生活習慣 】
起床 4時~5時 ⇒ 宿題/勉強 ⇒ 朝食(米は1合以上) ⇒ 8時 学校到着(早弁OK・米は1.5合以上) ⇒ 部活前に菓子パンでも食べる ⇒ 部活(帰宅前にプロテインを飲む) ⇒ 10時~11時 帰宅(入浴後はストレッチ)・夕食(米は1.5合以上、食器くらい洗いましょう) ⇒ 11時~12時 就寝(寝る前にもう一回プロテインを飲む)
ちなみに、ワケスポ店長が高校時代にここまでやっていたかと言えば、100%できていたわけではないのです。宿題だけはちゃんとやってました。(お説教されるのが嫌いなだけという理由ですけど・・・。但し、家で宿題するには時間が足りないので、聞かなくてもわかる授業中にしたり、昼休みにしたり。授業中の態度は良いとは言えなかったと思います。先生方、すいません)
和氣 宗一郎
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