約１０年ぶりに軟式野球ボールの規格が変わります！

投稿日：2016年12月24日

ワケスポーツ宇和店店長の和氣です。
一昨日は気持ち悪いくらいの暖かさでしたが、昨日はいつもの冬らしい寒さでした。
ちなみに4年前(2012年）はホワイトクリスマスだったようです。

約１０年ぶりに軟式野球ボールの規格が変わります！

平成28年12月1日、全日本軟式野球連盟および野球ボール工業会が軟式野球ボールの規格変更を発表しました！

今回の変更の最大のポイントは、これまで「B号球」を使用していた少年部（中学生）カテゴリーが、一般（社会人）と同様の「M号球」を使用することです。学童部（小学生）が現行使用している「C号球」は「J号球」となります。
軟式野球ボールの安全性を軸に、時代の変貌に柔軟に対応し、軟式野球競技者・愛好者が各ステージにおいて軟式・硬式の相互移行を図りやすくし野球文化の維持・拡大に寄与するコンセプトのもと、軟式野球ボールが生まれ変わります。
新ボールの呼称：M号（メジャー）、J号（ジュニア）
発売時期：M号⇒平成29年12月予定、J号⇒平成30年後半予定
現行ボールは、バウンドが高く弾みすぎるとの声が多かったこと、特に中学生が硬式野球へ移行する際の対応をより柔軟にすることを目的に、「バウンドを抑え、飛距離を伸ばす」こと、またアジア地域を中心に世界中へ軟式野球ボールの普及を図ることを目的に開発しました。
カテゴリーごとの使用開始時期については、現在、調整中になりますが、世界に野球を普及啓発し、軟式野球ボールの特性である安価で安心して、誰でも、いつでも、どこでも楽しむことができるボールとなっています。
詳細は、決定次第、本連盟および都道府県支部からチーム、選手の皆さんへ通知致します！
全日本軟式野球連盟Facebookページより

実は10月頃からこの噂を耳にしていたのですが、確定事項ではなかったので内緒にしておりました。

大きく変わるのは中学軟式野球です。
これまで中学軟式野球はＢ号と呼ばれているボールを使っていましたが、今回の規格改定のより大人と同じ大きさのボールを使うことになります。

（全日本軟式野球連盟Facebookページより）

中学生以上が使うＭ号の発売が平成29年12月予定ということですので、おそらく平成31年度から完全移行されると思います。
予測が正しければ、ボールへの対応が大変なのが今の中学1年生と小学6年生。
慣れ親しんだボールが大きく重くなります。
スムーズな移行ができればいいのですが・・・

ここで少しだけうんちくを。

軟式野球は日本独特の野球

野球が誕生した国アメリカでは、ベースボール（硬式野球）とソフトボールだけで軟式野球はありません。
ラバーボール（軟式野球）は日本独特の野球です。

硬式ボールは小学生からプロまでほとんど同じ規格

軟式野球ボールはＣ号（小学）、Ｂ号（中学）、Ａ号（高校以上）と３つの大きさがありますが、硬式ボールは小学生からプロ野球までほとんど同じ大きさ・重さです。
ちなみに、ソフトボールは1号（小学低学年、陸上大会ソフトボール投げ用）、２号（小学生）、3号（中学生以上）の３つの大きさがあります。

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この記事を書いた人
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和氣宗一郎

代表取締役社長：株式会社道後屋ワケスポーツ

愛媛県西予市宇和町生まれ。硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」（現宇和ボーイズ）、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と１２年間野球三昧。１年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に１年半で退職し、平成１６(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります！本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。