西予市商工会青年部の研修旅行で行った「ジオパーク」を見て、現時点での私なりにジオパークとは何なのか?を考えてみました。
今回の西予市商工会青年部研修旅行において、私の最大の目的は『先進ジオパークと四国西予ジオパークの違いを感じ取る』事でした。
(部員さんとの交流を深めることももちろん目的のひとつです。)
おおいた豊後大野ジオパーク・阿蘇ジオパークと四国西予ジオパーク「ジオサイト」に共通すると思われた点は
ジオパークの影が薄い
ジオパークの幟や看板が非常に少ないのです。
看板があったとしても、景観を損ねないようにこじんまりとしています。
道の駅でも「○○ジオパーク」と書いてあるところが少ないと感じました。
なんでだろう?とさんざん悩んだのですが、
そもそも、おおいた豊後大野ジオパークも阿蘇ジオパークも阿蘇山という世界的にも有名な観光地がすでに確立されている地域です。
一般的な観光客のみなさんは「阿蘇山とその周辺にあるモノ」を観て食べて楽しんでいます。
「ジオパーク」を体験しに来ているのではないのではないかと思いました。
『観光地としてすでに成り立っている地域は「ジオパーク」を全面に押し出す必要がない!』という結論に達しました。
(この結論は、すでにわかっている人の方が多いかもしれません。)
四国西予ジオパークはこれから観光地化を進める地域ですので、おおいた豊後大野ジオパーク・阿蘇ジオパークとは、そもそもの出発点が違うのだと気づきました。
では、四国西予ジオパーク(西予市)の観光地化を進めるためにはどうすれば良いか?と考えたいのですが・・・
『ジオパーク=観光地』という考え方自体がジオパークの趣旨と違っております。
ジオパークとは『過疎化が進んで人口が減っても、地域で生活を営み続けることができる力を維持しよう』ではないでしょうか?
地域で生活を営み続けるには、
① 地域の良さを地元住民が再認識する
② その良さを「外」にアピールする
③ 来てもらう・ 触れてもらう・食べてもらう・買ってもらう
④ これらがうまく循環することで、進学等で地域を離れた若者が地域に帰って来て地域に根差した仕事を生む
ということではないかと思いました。
では、四国西予ジオパーク内ではいま何をしているのか。
① 地元住民が再認識する
西予市役所企画調整課にある四国西予ジオパーク推進室さんが、ジオガイド養成講座や小学生・中学生に向けて「出張講座」を頻繁に行い、子どものころから大人まで地域の素晴らしさを啓蒙されています。
②「外」にアピールする
西予市行政と民間が協同で松山・大阪・名古屋・東京など各地で農産物のPRをされています。
③ 来てもらう・ 触れてもらう・食べてもらう・買ってもらう
ここがイマイチ「目に見える」ことになっていないのかもしれませんが、「食べてもらう」に関しては西予市地域雇用創造促進協議会さんが取り組まれています。
④ 地域に根差した仕事を生む
西予市地域雇用創造促進協議会さんが取り組まれていますが、そう簡単に起業することはできません。まだまだ時間がかかるのかもしれません。
あくまでも私の印象ですが、こんなところだと思います。
それでは、本業がスポーツ用品の販売である私に何ができるのか?
四国西予ジオパークの素晴らしいフィールドを活かしたスポーツイベントを通じて、四国西予ジオパークを知ってもらう、来てもらう、楽しんでもらう。そしてまた四国西予ジオパークを楽しみたいと思ってもらう!
ということで、まずは、知ってもらうことから。
(知らないと行ってみようと思っていただく可能性は極めて少ないです。)
これからも四国西予ジオパークについて発信しておきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
結論を書いていませんでした。
ジオパークとは何なのか?
「今のところ」の私の結論は『過疎化が進んで人口が減っても、地域で生活を営み続けることができる力を維持させる力やつながりを作るキーワード』です。
和氣 宗一郎
最新記事 by 和氣 宗一郎 (全て見る)
- ここまで強い雨でも強行したのは初めてかな? - 2024年11月21日
- 半端ない強さ!中学軟式野球高知県選抜チーム - 2024年11月20日
- マドンナジュニア愛媛のメンバーとして最後の練習試合は・・・ - 2024年11月19日
- なんとか襷を繋いでゴールまで持っていけました。 - 2024年11月18日
- 令和6年度県新人戦での次男は・・・ - 2024年11月17日