「地震、ミサイル、雷、火事」という時代になったのかな?
今朝(平成29年8月29日)は、起床してテレビをつけるとすべての地上波テレビがこの画面でびっくりしてスタートしました。
この報道を見てtwitterで呟いてみましたが、あまりうまくなかったかな?
時代が変わった。
一昔前の怖いものは「地震、雷、火事、親父」と言われてたけど、今は「地震、ミサイル、雷、火事」だな。
北朝鮮のミサイル発射でJアラートが流れた地域がありました。
今さらですが、Jアラートについて簡単に書いておきます。
北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し、平成28年8月以降、弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下する事案も起こっています(※1)。
政府としては、いかなる事態にも対応することができるよう緊張感をもって必要な対応に万全を期しているところです。 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する場合、弾道ミサイルは極めて短時間で日本に飛来することが予想されます(※2)。
北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、政府としては、24時間いつでも全国瞬時警報システム (Jアラート)を使用し、緊急情報を伝達します。
北朝鮮が予告することなく弾道ミサイルを発射した場合には、政府としても、事前にお知らせすることなく、 Jアラートを使用することになります。
Jアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・ 緊急速報メールが配信されます(※3)。
なお、Jアラートによる情報伝達は、国民保護に係る警報のサイレン音を使用し、弾道ミサイルに注意が必要な地域の方に、 幅広く行います。(※3)弾道ミサイル情報、津波警報、緊急地震速報など、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を国(内閣官房・気象庁から消防庁を経由)から送信し、市町村防災行政無線(同報系)等を自動起動することにより、国から住民まで緊急情報を瞬時に伝達するシステム
弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する可能性がある場合は、避難を呼びかけます。屋外にいる場合は近くの頑丈な建物や地下 (地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。
弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合には、更に直ちに避難することを呼びかけます。 屋外にいる場合には、直ちに近くの頑丈な建物や地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難して下さい。
この文章をよく読むと、「北朝鮮が予告することなく弾道ミサイルを発射した場合には」という文言があります。
これまで北朝鮮が弾道ミサイルを発射する際は事前に予告があり、今日(平成29年8月29日)のミサイル発射に関する予告はなかったと判断できます。
今回のミサイル発射に関する事象を時系列で表すと、こうなります。
時刻 | ミサイル発射後の経過時間 | 概要 | |
1 | 午前5時58分頃 | 0分 | 北朝鮮がミサイルを発射 |
2 | 午前6時02分頃 | 約4分後 | 対象地域にJアラートが配信 |
3 | 午前6時14分頃 | 約12分後 | ミサイルが日本上空を通過 |
ミサイルが発射されたことがわかり最初のJアラートが配信されるまでに5分程度かかっています。
問題は最初のJアラートが配信されてから避難を完了させるまでの時間は約5分です。
たった5分で避難する方法は極めて少ないはず。
これ以上の有事が起こらないことを祈ります・・・
携帯会社各社の緊急速報を受信できるようにしていればJアラートを受信することができます。
受信設定方法はこちらを参考にしてください。
和氣 宗一郎
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