第９３回全国高校野球選手権愛媛大会 準々決勝２日目第２試合
宇和島東 ０１０ ２００ ０１０ ０４／８
済 美 ０００ ０００ ００４ ００／４
（延長１１回）
牛鬼打線爆発！粘りの済美をつき放つ延長１１回の猛攻。
済美打線の９回の意地の反撃にあと一本出ず。
今日の試合は、『これぞ高校野球』。ちょっと時間がかかるドラマチックな試合でした。
勝因、敗因、はっきりわかりません。
ただひとつ言える事。それは、
『勝ちたいという気持ちが上手くプレーに現れた方が勝った』
今日は試合経過とともにワケスポ店長的高校野球の観方を交えていきます。
１回表 宇和島東の攻撃
一番違和感が覚えたのが、済美エース 谷本憲に対する済美の上甲監督の反応。なんと投球練習中に伝令を送ったのである。名将上甲正典が感じた違和感。これが名将の観察力なのか・・・。
結果的に先頭打者を四球で歩かしたが、０点で切り抜ける。
１回裏 済美の攻撃
宇和島東先発は２年生の中川源和。ＭＡＸ１４０ｋｍ／ｈの速球派投手。簡単に２死を取ったものの３番谷口にレフトオーバーの２塁打を打たれる。その後、死球と味方エラーで２死満塁のピンチを背負うが切り抜ける。
２回表 宇和島東の攻撃
簡単に２死となるが、７番山内がレフトオーバー２塁打を放つ。続く８番濱田がレフト前ヒット。記録上はヒットになったが済美三塁手谷口が体で止めようとしたが、焦ってボールが来る前に動きを止めてしまった・・・。このヒットの間に宇和島東が待望の先取点を奪う
（写真は２塁打を放った山内）
２回裏 済美の攻撃
点を取られたイニングで済美は三者凡退に討ち取られる。
３回表 宇和島東の攻撃
死球をもらうが４人で攻撃が終わる。
３回裏 済美の攻撃
１死から２番谷本憲が死球で出塁。２死となり４番山下がレフト前ヒットを放つが後続が続かず・・・。
４回表 宇和島東の攻撃
１死から四球・ヒット・死球で１死満塁。迎えるは９番小島。１球投じた後に名将上甲はタイムを取る。この試合２回目。結果はセンターフライに討ち取る。しかし、２死満塁で１番岩森がライト線に２塁打を放ち、２点追加。
４回裏 済美の攻撃
味方から３点ももらった宇和島東の先発中川源和のエンジンがかかり始める。ヒットを打たれたものの０点に抑える。
５回表 宇和島東の攻撃
３点取ってまったりしたのか？３番からの好打順で３者凡退。
５回裏 済美の攻撃
エンジン全開の宇和島東の中川は三者凡退に討ち取る。
６回表 宇和島東の攻撃
２死から８番濱田・９番小島の連続ヒット。１番岩森の打席で捕手が投球をはじいた間に２塁走者の濱田が三塁を突くも憤死。
６回裏 済美の攻撃
絶好調中川はこの回も三者凡退で済美打線を討ち取る。完全に宇和島東ペースで試合は進む。
７回表 宇和島東の攻撃
２死から、３番本山・４番山下の連続ヒットで２死１・３塁チャンスを作る。しかし、済美エース谷本憲が５番宮本を完全に手玉に取り三振で切り抜ける。
７回裏 済美の攻撃
この回も済美打線は宇和島東中川を攻略できず。この回、中川の直球は１４０ｋｍ／ｈを表示。
８回表 宇和島東の攻撃
１死から８番山内の放った打球が済美三塁手のエラーを誘う。８番濱田の打席で、一塁走者山内が盗塁成功。濱田の進塁打で２死３塁で迎える打者は９番小島。ここで済美の上甲監督は最後のタイムを使うが、小島に勝利の軍配が上がる。レフト前ヒットでダメ押しの１点を宇和島東が取る。
８回裏 済美の攻撃
この回のマウンドに上がる中川の走り方に違和感があった。少し足を引きずっている。大丈夫だろうか？この回は何とか切り抜けた。この回は１安打・１四球・１死球。７回までの快投に少し翳りが見え始めていた・・・。
そして、最終回を迎える。
和氣 宗一郎
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