不祥事が続く愛媛県高校野球について考える
平成27年11月15日付の愛媛新聞さんの「解く追う」という特集記事に『不祥事相次ぐ県内高校野球』というタイトルを発見しました。
ここ数カ月だけでも丹原・宇和と不祥事が起きています。
1年前までさかのぼると・・・
確かに結構多いです。
今回の記事の不祥事とは「部員間の悪質行為による不祥事」が取り上げられています。
部員間の不祥事が起きる原因として、
『小さいころからの社会経験の少なさが問題を起こす要因の一つ、学校が終わればすぐ帰宅し、習い事に行く。野球なら野球だけを学ぶ。多様な経験を積む場所がない。と、社会性を身につけることなく成長する環境こそ問題がある』
と書かれています。
愛媛県高校野球連盟がとったアンケートでは、
『野球部員である前に高校生だという自覚が必要』
という声もあがっているそうです。
小学1年生から少年野球チームに入団して中学・高校と野球部に入っていた私にはこの表現には違和感があります。
子どもにとって社会性を身につける場は、まずは学校であり、そしてチームや習い事ではないでしょうか?
もちろん、それぞれの家庭で教育やしつけをきちんと行うことが第1歩ですが、家庭の内部だけで社会性を身につけることはできないです。
社会性は人が大勢いる場所でこそ学んでいくものだと思います。
子どもにとって大勢の人がいる場所は学校(保育園)です。
①学校という子どもたちのコミュニティーで社会性を学ぶ
②習い事という学校とは違うコミュニティーでも社会性を学ぶ
(③地域というコミュニティーで大人との社会性を学ぶ)
という順番ではないでしょうか?
その中の一環として、(高校)学校教育の中に部活動としての野球部があるわけです。
その高校野球部の中で起こったことは社会性を学んでいる真っ最中の高校生が起こしたことです。
不祥事が起きる前に食い止めることができることが一番良いのでしょうが、起きてしまった不祥事をこれからの人生にどう活かしていくかが大切だと思います。
今回の記事は高校野球にスポットが当てられているので、野球なら野球だけを学ぶ。多様な経験を積む場所がない。という言葉になっていますが、この言葉が「野球」でなく、バスケットボールやバレーボールなどのほかのスポーツや習い事に置き換えてみたらどうでしょう?
野球だけでなく、ほかのスポーツでも習い事でもしっかりと多様な経験を積むことができます。
スポーツや習い事を通じてでしか得られないもの・身につけることができないものってあるのではないでしょうか?
ということで、この記事には非常に違和感を感じるとともに、3人の子どもの親として、まずは我が子にきちんとしたことを身につけさせることができるよう頑張らないといけないなぁ~と思っています。
そして、先日書いた「ブラック部活」というブログ記事でも書きましたが、
・理不尽なことを押しられても思考停止に陥らないような人間になる
・不平や不満があっても他人に八つ当たりしないような人間になる
ということが部活(スポーツ)の目的であることを祈ります。
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和氣 宗一郎
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