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「卯之町はちのじ計画」の会議に参加して思ったこと。

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「卯之町はちのじ計画」の会議に参加して思ったこと。

「卯之町はちのじ計画」の会議に参加して思ったこと。

令和元(2019)年5月23日(木)、「卯之町はちのじ計画」に関する会議、【「次世代へ残したいまちへ」~卯之町と駅前複合施設について語りあう会~】に参加してきました。
以前にこのブログで紹介している会議です。)

【「卯之町はちのじ計画」に関するおさらい】

私が「はちのじ」に関心を持ったのは2015年11月でした。(当時のブログはこちらをクリックしてご覧ください。
実際にはもっと前から動きがあったようですが、私は関心がなかったです。

【卯之町まちづくり構想】

「JR卯之町駅」、「商店街」、「卯之町の町並み」は個別のモノとしてまちづくりを行ってきましたが、これらのモノを一体的な空間ととらえ、「はちのじ」を描くように人の流れをつくる新しいまちづくりを検討しております。その手段として官民連携の手法を検討しており、可能性調査を現在進めております。

官民連携とは、行政主体で実施してきた公共サービスを、何が最も有効的で効率的なサービスの担い手になり得るかという観点から、新たな行政(官・公)と民間事業者(民)が相互に連携して実施していくものです。

具体的には、行政サービスに民間のアイディア、資金、技術、ノウハウ等を取り入れることで、行政サービスの向上、事業効率のアップ、財政負担の軽減、地域経済の活性化を図ることができます。 こういったことが、西予市で可能なのか!西予市で行うメリットはあるのか!その可能性調査を現在進めております。

説明会なども随時進めていく予定ですので、興味のある方はご参加をお願いいたします。

西予市ホームページより
https://www.city.seiyo.ehime.jp/zokusei/unomachitsukuri/

そして、2017年12月5日。
卯之町「はちのじ」まちづくり整備事業説明会(教育保健センター4階大ホール、午後7時から)に出席してきました。
このブログでは3回に分けて、この説明会のことを書いております。
できれば、この説明会で私が何を思ったかを読んでから、このブログを読み進めてもらえるとありがたいです。
こちらをクリックすると移動します。)

次に参加したイベントは「キックオフシンポジウム」(2018年3月15日開催)。
このイベントの後に、2回にわたってブログを書いております。
改めて読みかえしてみると忘れていたことが多いです。
キックオフシンポジウムの話はこちらから

6月から12月にかけて毎月1回の「地域ブランディングワークショップ」が開催される予定でしたが、どうなったのか覚えていません。
(平成30年7月豪雨の影響でとん挫したのではないかと推測しております。)

前置きが非常に長くなりましたが、前回のイベントから丸1年以上経過したのちの、今回の会議でした。

スケジュール通りにならなかった会議

今回の会議は事前申し込み型。
開催1週間前だったかな?
事前資料が私の手元に届いたので、目を通して参加しております。

開始20分ほど前に会場に到着。
受付をすると5つのグループに分かれて意見交換会をするということで、座席が決められていました。

初めて見る、コンサル会社っぽいスーツ姿の人が数人。
正直にいうと、待っている間に少し居心地の悪さというか、なにかありそうな雰囲気を感じていました。

【参加メンバー】
(1)株式会社西予まちづくりサービス(以下、SPC)・・・5名
(2)西予市役所・・・5名(主担当3名、ほか2名)
(3)オブザーバー(?)・・・3名(?)(愛媛大学教授など)
(4)一般市民・・・約30名(宇和高生3名も)

予定とおり、19時にスタート。
(1)司会者あいさつ
(2)西予市役所あいさつ
(3)SPC代表取締役より基本方針や経緯と開催目的の説明
(4)SPC担当者より駅前複合施設見直しプラン(案)の説明
がありました。
ここまで終わったあと、質疑応答に。

司会者の方が、「ここまでで質問がある方は挙手をお願いします」と聞くと、4~5名の人がすっと手を挙げました。
一般市民からの質問に対して、SPC内部で分担している担当者がそれぞれにこたえていく形で質疑応答が進みます。
司会者の方は、ひとまず、最初に手を挙げた人にマイクを回していきますが、時間がどんどん過ぎていきます。
そして、手を挙げる人が止まらなくなり・・・。
あっというまに終了予定時間(9時前)に。
せっかく時間を作ってくれていた高校生3名にも意見を聞いたあと、ワークショップなどせずに、会議が終了してしまいました。

質問の内容を、私なりに思いっきり短くまとめると、こんな感じになります。
〇これまでの会議で質問したことに対しての回答が欲しい。
〇基本コンセプトが固まっていない状態でグループワークしても意味がない。

なぜこうなったのかを私なりに考えてみると、責任の所在が不明確説明不足という言葉になると思います。

(1)責任の所在が不明確
「卯之町はちのじ計画」の発注者は西予市であり、SPCは西予市から業務を受けた会社。
市民はどちらに意見を言えばよいかわかりません。
あくまでも、私の印象ですが、SPCも返答に迷っている感じでした。

(2)説明不足
2年前(2017年12月)にも同じことを書いてます・・・
何だろうなぁ~、このもやもや感。
歩みが進んでいない印象です。

そして、二つの言葉を起因とした不信感が質疑応答が長くした原因だと感じました。

ただ、今回の会議での進展は、西予市役所側から「きちんと回答を出す機会を設ける」と明言があったことです。
これを実行していただければ、この状況はかなり好転するのではないかと思います。

その理由は、『町の人が全面的に反対しているわけではなく、「より良いまちにしたい」という気持ちがあるからこそ、聞きたい・知りたいことが多い』と感じているからです。

これは、この会議の翌日のFacebookでの私の投稿です。

十人十色。
それぞれの立場で考えが違って当たり前だと思いますが、「この町をより良くしたい」という気持ち(目的)は同じはず。

目的地(例えば、松山市)に行くための交通手段は、
①自家用車
②宇和島バス
③JR四国
④タクシー
⑤レンタカー
⑥ヒッチハイク
など、たくさんあります。

どの手段を取るかは、それぞれの事情で違ってくる。
アイデアを出し合う(どの手段を取るかを話し合う)場にするためには、前準備が必要。
その準備が整っていなかっただけなのかなぁ~と思います。

ただ、目的と手段を混同しないように。

次の会議では、きっと前向きな話になるはず。
30年後も暮らし続けることができる町になるよう、30年後に後悔しないよう、精いっぱい知恵を絞っていこうと思います。


 

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和氣 宗一郎

代表取締役社長株式会社道後屋ワケスポーツ
愛媛県西予市宇和町生まれ。 硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」(現 宇和ボーイズ)、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と12年間野球三昧。 1年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に1年半で退職し、平成16(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。 最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります!本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。 また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。

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