『夏』の終わりに

投稿日：2011年7月31日更新日：2015年1月11日

第９３回全国高校野球選手権愛媛大会は今治西の優勝で幕を閉じました。今治西高校、おめでとうございます。甲子園での活躍を期待しております。
惜しくも敗れていった高校の３年生、本当にお疲れ様でした。

今治西を除いて新チームになった愛媛県の高校球児にワケスポ店長なりのアドバイスを送ります。

『心・技・体』３つのバランスを取りながら、
『自分で考えて』
練習してください。

『心・技・体』のバランス
（１）『心』＝精神力
最後の一球・一瞬まで集中できる強さ・逆境を跳ね返す強さ
（２）『技』＝技術
野手・・・ボールをとらえるミート力・遠くに飛ばす長打力・守備範囲の広さや
確実性・肩の強さ
投手・・・ストレートの速さ・伸びや変化球のキレ、制球力
（３）『体』＝体力
文字通り。最後までしっかり投げれる・打てる・守れる・走れるスタミナ

（Ａ）どんなに上手く・体力のある選手でも、やる気や集中力がなければ
エラーをします。
（Ｂ）いつでも能力を発揮できる・体力のある選手でも、根本的な技術がなければ
試合に出ることはできません。
（Ｃ）やる気や集中力が十分・上手い選手でも体力がなければ過密日程となる
『夏』にはバテて動けなくなります。

（Ａ）・（Ｂ）・（Ｃ）をみれば、『心・技・体』のバランスが大切だということが分かってもらえるのではないかと思います。
監督やコーチがなぜ厳しい練習を課すのか？すべてはこの３つを鍛えるためです。理不尽なメニューや量を指示して、それをどうこなすかを見る監督・コーチもいます。

『自分で考える』
ワケスポ店長の持論『人から教わったことはすぐに忘れる。自分で考えて努力して身につけたことは一生忘れない』
（Ｄ）練習メニューの意味を考える
監督・コーチから課させる練習メニューには９９％意味があります。その練習メニューの意味が考えて、理解して練習すれば身に付くスピードは早くなります。筋力トレーニングでも鍛える筋肉を意識して行う方が効果は高いんです。
（Ｅ）試合中にどうすれば勝てるかを考える
試合中に監督からの指示はありますが、いったんプレーが始まればプレーするのは自分自身です。次のプレーを考えて（イメージして）ボールに備えること。これを繰り返すだけで勝つチャンスはいくらでも広がります。今なら失敗できます。失敗すれば、その失敗を繰り返さないように練習すればいいんです。

新チームで心機一転。目標はすぐ目の前にあります！
＜新人戦の日程＞
東予・・・８月１０日より
中予・・・８月１６日より
南予・・・８月１３日より

＜秋の大会抽選日＞
８月２７日

＜秋の大会地区予選の日程＞
９月１０日より

ちなみに、宇和島東高校野球部は準決勝で敗退してすぐ、休みもなく新チームで練習スタートだそうです。さすがです・・・。

この記事を書いた人
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和氣宗一郎

代表取締役社長：株式会社道後屋ワケスポーツ

愛媛県西予市宇和町生まれ。硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」（現宇和ボーイズ）、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と１２年間野球三昧。１年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に１年半で退職し、平成１６(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります！本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。