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宇和島東‐帝京第五 まとめ

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宇和島東‐帝京第五 まとめ

宇和島東‐帝京第五 まとめ

平成27年度秋季四国地区高等学校野球大会愛媛県大会南予地区予選代表決定戦 宇和島東-帝京第五
於:宇和島丸山球場 第3試合

帝京第五が3度目の正直で粘り勝ち!
宇和島東は延長で力尽きる

帝京第五 000 110 020 4/8
宇和島東 010 201 000 1/5

【帝京】上野、細見、上野、細見-徳永
【宇東】杉原、岩本-源
▼三塁打・・・大本【帝京】/宇都宮、杉原【宇東】
▼二塁打・・・大本、川﨑、細見【帝京】/杉原、薬師寺【宇東】
※私のスコアブック上の記録です。

この試合を私なりにまとめます。

平成27年度南予地区高校野球新人大会2回戦と同一カード。
新人戦は、雨の中で強行された試合は序盤から帝京第五ペースだったが7回に投手陣が突然崩れて引き分け再試合に。
その再試合も帝京第五のペースだったが、8・9回に5点差をひっくり返した宇和島東が勝利。
帝京第五としては「3度目の正直」といった雪辱に燃える対戦だったろう。

序盤は完全に宇和島東のペース。
宇和島東のエース杉原が帝京打線を初回から3回まできっちりと三者凡退に打ち取っていた。
中盤は一進一退の攻防だったが、宇和島東は加点するもののもう1本が出ず、リードをしているものの試合の主導権を完全に握ることができずに終盤へ。
8回に帝京第五が追いつくと流れが一気に変わり、帝京第五が延長戦を制した。

20150919(402)

帝京第五が10回に大量点を取った要因は2つ。
① 打線が相手バッテリーに与えたプレッシャー
② 終盤3イニング連続三者凡退というリズムの良さ

① 打線の相手バッテリーに与えたプレッシャー

新チームになって3度目の対戦。
常に先手を取って試合展開を有利に進めていた帝京第五にとってこの試合は初めて追いかける展開となった。
そして、序盤の攻撃は3イニング連続三者凡退。
この嫌な流れを変えたのが強力打線の要である3番・大本、4番・川﨑。
4回表・2死走者なしから、大本・川﨑の連続2塁打で簡単に同点に追いついた。

この2人の点の取り方が宇和島東バッテリーに
「走者を背負った状態で3番・4番を迎えたくない」
というプレッシャーを与え、そして、このプレッシャーがボディブローのように効いたのではないかと思う。
※もちろん、野手にも。

② 終盤3イニング連続三者凡退というリズムの良さ

上野、細見の2投手が7回から3イニング連続で宇和島東打線を抑える。
特に、同点に追いついた8回裏は先頭打者を出塁させたもののきっちりとダブルプレーを決めた。
このリズムが攻撃時に好結果を生んだのではないかと思う。

この試合の勝負はこの延長10回についたが、このプレーがなければ全く違う試合展開になっていた。

20150919(39)1回裏2死1・3塁、宇和島東の打席には5番・長尾。
少しアウトコースよりの球をきっちりと捉えた打球はレフトへ。

鋭い当たりでドライブがかかったライナー。
しかも左翼手のほぼ真正面。
20150919(40) 20150919(41)非常に難しい打球だったが、帝京第五の左翼手・岡本が滑り込んでキャッチ。

この打球が後ろに抜けていれば宇和島東が最低でもこの回に3点取っていた。
そうなれば宇和島東打線が一気に試合を決定的なものにしていたかもしれない・・・
このプレーはそれくらい大きなプレーだったのではないかと思う。

勝負ごとに「たら・れば」は禁物なのでこの辺で話をかえます。

両チームの捕手の間の取り方が素晴らしかった。

20150919(253) 20150919(148)宇和島東の源、帝京第五の徳永、両選手ともに少しでも気になることがあるとすぐにマウンドに駆け付けて話をしていた。
どんな相談をしたのかわからないが、両捕手の気遣いは非常に好印象だった。

最後に。

帝京第五

打線の力強さは県大会出場校でも上位に入るのではないかと思うレベル。
どこからでも得点できる打線だが、ランナーをためて中軸に回すことができれば試合を優位に進めることができるだろう。
野手陣に少し気がかりなエラーがあり、エース上野を中心にしっかりと守りリズムよく攻撃に入ることがカギになると思う。

20150919(110)(3番・大本)

20150919(116)(4番・川﨑)

技術的なところ以外にも目を向けると、私が観戦した帝京第五の南予地区予選2試合でのチームの雰囲気は非常に良い雰囲気だと感じた。
特にこの試合は勝ち試合を2回も落とした対戦相手だからこその雰囲気かもしれないが、このチームの雰囲気が継続できれば非常に楽しみである。

宇和島東

甲子園に何度も出場している伝統校であるからすでに敗因はしっかりと分析しているだろう。
この悔しさを忘れずに厳しい練習を乗り越えて、「夏」に大きな花を咲かせてほしい。

20150919(459)(試合終了のあいさつを終えて悔しい表情をみせる宇和島東高ナイン)


 

県大会は今週末の9月26日からスタート。
北宇和、大洲、帝京第五、川之石、八幡浜の5校の活躍を祈っております!

がんばれ、南予の高校球児!

 


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和氣 宗一郎

代表取締役社長株式会社道後屋ワケスポーツ
愛媛県西予市宇和町生まれ。 硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」(現 宇和ボーイズ)、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と12年間野球三昧。 1年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に1年半で退職し、平成16(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。 最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります!本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。 また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。

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