平成２９年度四国西予ジオパーク推進協議会総会に参加

投稿日：2017年6月21日

平成２９年度四国西予ジオパーク推進協議会総会に参加

平成２９年６月１９日（月）午後１時から行われた平成２９年度四国西予ジオパーク推進協議会総会（会場：西予市役所教育保健センター４階大ホール）に出席してきました。

四国西予ジオパーク推進協議会は行政、関係機関、市民団体など多くの組織で構成されており、今回の総会に出席されたのは組織の代表者の方が多かったようです。

西予市は海抜0mから標高1,400mの標高差のなかで、貴重な地質や地形、歴史、文化、生態系など、数多くの地域資源が存在しています。私たちは、こうした西予市が持つ魅力を最大限に引き出すことができる仕組みが「ジオパーク」であると考えます。ジオパークの理念に沿い、市民が地域への誇りや愛着を醸成しながら地域活性化を図るとともに、社会的、経済的、文化的に持続可能な発展を目指します。そのために、行政、関係機関、市民団体などが連携してジオパーク事業及び活動を推進する『四国西予ジオパーク推進協議会』を設立致します。（四国西予ジオパーク推進協議会設立趣意書より一部要約）
四国西予ジオパーク公式ページより

総会の内容は商工会ならびに商工会青年部が行っている総会とほぼ同じ。
会の代表である管家西予市長さんのあいさつからスタートし、平成２８年度の事業報告ならびに決算の承認と平成２９年度の事業計画案ならびに予算案の承認を決議しました。

今年は四国西予ジオパークにとって重要な年です。
まず、ジオパークを名乗るためには認定審査というものに合格しなければなりません。
そして、１度認定されればずっとジオパークを名乗ることがわけではなく、４年に１度の再認定審査というものをクリアしなければならないのです。
四国西予ジオパークは今年が再認定審査を受ける年になっています。

この再認定審査が結構厳しいようで、西予市役所ジオパーク推進室さんも四国西予ジオパーク推進協議会もすこしピリピリしている雰囲気です。

四国西予ジオパーク構想はジオパークに認定される続けることが目的ではないと思うのですが、私にはここ最近の動きが再認定審査のためだけの動きのように感じています。
まぁ～、あくまでも私の感覚なので、そうではないと言われる方が多いかもしないので、私は、私の目的のためにしっかりと考えて行動しようと思います。

【私が四国西予ジオパークの活動に参加する目的】
・３０年後も西予市で生活を営むことができるようにしたい。
・マルコメ隊が将来西予市で暮らしたいと思った時に生活を営むことができるような状態にしておきたい。

この目的を達成するために、今年の元旦のブログで書いた通り、
・本業（ワケスポーツの仕事）
・一般社団法人ＳＧＳの活動
・商工会青年部の活動
などをこれからも頑張っていこうと思います。

ちなみに、四国西予ジオパーク構想を進めるために、西予市と四国西予ジオパーク推進協議会が共同で公表している「四国西予ジオパーク推進計画」というものがあります。

平成２６年１２月４日に策定され、平成２７年６月３０日と平成２８年１０月２８日に改訂されています。

この計画の中に、四国西予ジオパークがジオパークに認定された際にもらった「宿題」（下の写真）が明記してあります。

四国西予ジオパーク推進協議会の事務局である西予市役所ジオパーク推進室さんがこの「宿題」をしているのですが、この「宿題」の一部がまだできていないようです・・・

商工会青年部の運営方法に慣れているせいで「なんでもかんでも事務局さんがやる」というのにしっくりきておりませんが、行政主体の組織ですので、運営方法は商工会青年部の運営方法と違って当然。
四国西予ジオパーク推進協議会の組織運営方法に早く慣れて、この組織に合った行動したいと思います。

と、ここまでは昨日（6月20日）に書きました。

今朝の愛媛新聞さんの記事を読んで、さらに四国西予ジオパークについて考えさせられました。

四国西予ジオパークの再認定審査で求められているのは、「官民双方の意識改革ならびに行動と結果」ではないのでしょうか？

課題を共有するのは当たり前。
課題の共有ができていないということは「土俵にもあがっていない」状態ではないでしょうか？
本当に求められているのは、「いつまでに、誰が、どのような方法で、課題を解決するか」ではないのでしょうか？

課題の解決に向けて各種団体が自主的に動くことが大切ですが、この動きを取りまとめて「点の動きを面（線・円）の動き」にする作業がさらなる課題ではないでしょうか？

こう思う理由は、日本ジオパークネットワーク（JGN）使う「地域」と西予市が使う「地域」の範囲が違うと感じているからです。
JGNの「地域」は四国西予ジオパーク全体を指しているに対して、西予市の「地域」は旧5町単位、もっというと昭和の大合併前の「村」を指しています。（この西予市の「地域」の話はもっと掘り下げたいのですが、長くなりすぎるので別の機会に書きます。）
ここに大きな乖離があり、「てんでバラバラ」な動きになっている印象です。

では、取りまとめは誰がやるのか？その予算は？
これを民間独自でやるには「ビジネス」として成立しないと続きません。人口減少で予算が縮小している行政がしてもやはり同じこと。
この問題をどう解決するかの具体案を私はまだ思いついていませんが、ここが「持続可能なまちづくりの最重要課題」なのかなぁとも思います。

批判ばかりでは進歩がないので、自分事を。

新聞記事には「観光客の受け入れ態勢が不十分」と書かれています。
講演会に出ていないので具体的になにが不十分かをわかっていませんが、観光客を受け入れる側が「ビジネスとして成り立つ」ようにすることが喫緊の課題であると思い行動しているつもりですが、まだまだ足りないのでもっと行動しようと思います。

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この記事を書いた人
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和氣宗一郎

代表取締役社長：株式会社道後屋ワケスポーツ

愛媛県西予市宇和町生まれ。硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」（現宇和ボーイズ）、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と１２年間野球三昧。１年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に１年半で退職し、平成１６(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります！本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。