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一般社団法人SGS 四国西予ジオパーク

地方から日本を再生させる処方箋「観光立国の正体」その3(まとめ)

投稿日:2016年12月18日 更新日:

ワケスポーツ宇和店店長の和氣です。
昨日に引き続き、今日のブログは「観光立国の正体」という本の話題です。
この話題はこれが最後となります。

地方から日本を再生させる処方箋「観光立国の正体」その3(まとめ)

地方から日本を再生させる処方箋「観光立国の正体」その3(まとめ)

まずはおさらいです。

【昨日のブログの最後を抜粋】

西予市の総合計画については、基本構想ならびに総合計画ダイジェスト版が公表されています。
ダイジェスト版だけで判断すると、四国西予ジオパーク構想が「しごとづくり」・「ひとづくり」の部分だけに入っていない点が気になります。

この話を書くと長くなるので、この話は次のブログで・・・

「観光立国の正体」を読んだ感想が、四国西予ジオパーク構想と西予市総合計画とに関連するかを説明したいと思います。
※長くなりますし、わかりにくかったらお許しを。

四国西予ジオパーク構想とは?

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「四国西予ジオパーク構想」について詳しく書いてある資料を西予市ホームページで見つけることができませんでしたが、「四国西予ジオパーク推進計画」というものがありました。

【四国西予ジオパーク推進計画の目的】

四国西予ジオパーク推進計画は、市民が四国西予ジオパークを通じて、私たちの足元の大地の成り立ちや大地が育んだ多様な自然や生態系、そこで暮らす人々の営みを知ることで地域の魅力を再発見し、地域に対する郷土愛の醸成を推進する。
さらに、四国西予ジオパーク内に存在する大地の遺産を地域住民、調査・研究機関、行政及び民間団体等が協働で保全し、学習や教育への活用、地域の自然や歴史や文化を巡る特徴ある魅力的なジオツーリズムを推進するとともに、四国西予ジオパークの魅力をジオの恵みとして捉え各産業に発展・波及させる。

http://www.city.seiyo.ehime.jp/docs/2016102800019/files/H28geokeikaku.pdf

そして、この計画を推進するために四国西予ジオパーク推進協議会という組織があります。

【四国西予ジオパーク推進協議会 規約】

(目的)
四国西予ジオパーク協議会は、四国西予ジオパークをジオパークの理念に沿って、質の向上に努めるとともに、市民が地域への誇りや愛着を醸成しながら、地域の活性化を図り、社会的、経済的、文化的に持続可能な発展をめざすことを目的とする。

(事業)協議会は、前条の目的を達成するため、次に掲げる事業を行う。
(1) 自然・文化遺産の保護・保全、啓発・教育、観光、ビジネスに関すること
(2) 四国西予ジオパーク関係団体との情報交換及び連絡調整に関すること。
(3) 四国西予ジオパークの調査研究に関すること。
(4) その他、協議会の目的を達成するために必要な事業に関すること。

四国西予ジオパーク推進協議会規約より抜粋

ジオパークというのは、NPO法人日本ジオパークネットワークという団体から承認を受けて○○ジオパークというように名乗ることができます。
大元であるNPO法人日本ジオパークネットワークのホームページには「ジオパークはどういうものか」がこう書かれています。

ジオパークって?

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ジオパークとは何ですか?

ジオパークとは、「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。

大地(ジオ)の上に広がる、動植物や生態系(エコ)の中で、私たち人(ヒト)は生活し、文化や産業などを築き、歴史を育んでいます。ジオパークでは、これらの「ジオ」「エコ」「ヒト」の3つの要素のつながりを楽しく知ることができます。

例えば、山や川をよく見て、その成り立ちと仕組みに気づくと、今まで何とも思わなかった景色が変わって見えてきます。またその景色が、何千万年、何億年という途方もない年月をかけてつくられてきたことを知れば、私たち人の暮らしは地球活動なしには存在しえないことも分かります。

ジオパークでは、まずそのジオパークの見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人が将来にわたって地域の魅力を知り、利用できるよう保護を行います。

その上で、これらのジオサイトを教育やジオツアーなどの観光活動に活かし、地域を元気にする活動や、そこに住む人たちに地域の素晴らしさを知ってもらう活動を行います。

NPO法人日本ジオパークネットワーク ホームページより

これらを総合的に判断した結果、今現在の私にとっての「四国西予ジオパーク構想」とはこういうことです。

30年後も西予市(四国西予ジオパーク)で生活を営み続けるためのまちづくりのキーワードです。

これをベースに「観光立国の正体」を読み進めると、四国西予ジオパーク構想と重なりました。
紹介されている「成功している観光地」事例の中に、ヒントがありましたので抜粋(太字)して紹介します。

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(1)スイスのツェルマットがリピーターの観光客で成り立っている理由

この地に住む人たちが地域に対して愛着と誇りを持ち、心から楽しく豊かに暮らしている。

(2)何度でも訪れたくなる「強い観光地」は・・・

地域が持っている「本来の魅力、本当の宝」をしっかりと洗い出す必要があり、地元が持つ哲学や思想、美学も継承しなければならない。

(3)「強い観光地」に都市からのアクセス条件は関係ない

いわゆる僻地や離島などでも、観光ビジネスが機能することで地域内経済へ波及しているところでは人口が維持されるか増加しています。

これは四国西予ジオパークが抱えている問題・取り組もうとしている課題と完全に一致していると思います。

要するに、

四国西予ジオパーク構想がうまくいけば、西予市(四国西予ジオパーク)が抱えている様々な課題を解決できるかもしれない

ということです。

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(第2次西予市総合計画 基本構想より)

では、いかに四国西予ジオパーク構想(推進計画)を実現させるかかポイントになると思います。

しかし、西予市には四国西予ジオパーク推進計画よりも上位に第2次西予市総合計画があります。
この第2次西予市総合計画の中核に四国西予ジオパーク構想(推進計画)が位置付けられていなければ実現するには困難が多いということになりますが、この記事を書いている時点(平成28年12月17日)では、第2次西予市総合計画はダイジェスト版のみ公表されている状態です。
四国西予ジオパーク構想と第2次西予市総合計画の関係性は完全版が公表されるのを待って判断したほうが良いと思い直しましたので、今回はここまでにとどめます。

さて、話を自分自身に置き換えて考えてみたいと思います。

私にできることは?

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(1)ワケスポーツの経営力向上

まずは本業がしっかりしていないと何もできません。
人口減少(少子高齢化)や競争の激化で甘い世界ではありませんが、いろいろと知恵を絞っていきたいと思います。

(2)一般社団法人SGSの活動の活発化

一般社団法人SGSを設立した目的は、「総合的に四国西予ジオパークを楽しんでいただけるサービスの提供することで、「持続可能なまちづくり」に貢献していく」です。
今年(平成28)度は3つの事業をスタートさせたばかりでバタバタでした。
①西予市の観光プラットフォーム事業
②ジオツアー創出・運営事業
③ジオガイド運用・スキルアップ事業

来年(平成29年)度は、もっと活発な活動をすることで、西予市(四国西予ジオパーク)を発信し、交流人口増加に貢献したいと思います。

(3)四国西予ジオパーク推進協議会・物産部会員としての参画の活発化

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四国西予ジオパーク推進協議会は平成27年度臨時総会で組織変更案を上程しました。
上程された議案には以下のことも含まれていました。

部会員は、実際に、ジオパーク推進活動について、意欲的かつ精力的に行動される方の意見を反映すべきとの考えの下、次のとおりとしたい。
①部会員は、四国西予ジオパーク推進協議会に参加しているジオパーク推進団体の会員の中、かつ意欲的で行動的な方から選出する。
②部会の役員は、部会員の互選により選出する。

光栄な役を受けさせていただけるので、しっかりと活動しなければならないと考えています。

ということで、来年も西予市のためにやれることをしっかりと頑張ろうと思います!

来年の活動のキーワードは連携になるような気がします。

途中から何を書いてよいかわからなくなってしました・・・
行政批判をするのは簡単ですが、どうしても後ろ向きな話になってしまいます。
批判をせず前向きな言葉を選んで書いたつもりなのですが、いかがでしたか?
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m

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和氣 宗一郎

代表取締役社長株式会社道後屋ワケスポーツ
愛媛県西予市宇和町生まれ。 硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」(現 宇和ボーイズ)、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と12年間野球三昧。 1年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に1年半で退職し、平成16(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。 最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります!本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。 また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。

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