先日、投手用グラブとして使用されるということで、グラブの紐をすべて交換するというご依頼を受けました。
『投手用グラブはグラブ本体のカラーと紐のカラーが同一でなければならない』というルールがあります。
最悪の場合、その試合でグラブが没収されることがありますので、ご購入の際はお気を付けください。
このグラブの場合、グラブ本体のカラーはナチュラルと呼ばれるカラーです。
紐のカラーはタンと呼ばれることの多いカラーでしたので、先ほど書いたルールに抵触してしまいます。
(変更前)
紐の交換は致し方ないですね。
せっかくなのでもう一つのルールを説明しておきます。
投手用グラブにボールと似たような色の「白」が使えないというルールがあります。
この「白」というのは
・メーカーのラベル
・グラブ本体のカラー
・紐のカラー
のことです。
ハミ出し(グラブの革の継ぎ目)の「白」は革本来の色なので使用できます。
※ソフトボールでイエローボールを使う場合は「白」が「イエロー」に変わります。
もし、何かの大会で審判に「このグラブは使えない」と言われたら、その場は優しく丁寧に反論し、それでもだめだと言われたらおとなしく引き下がって、その審判さんのお名前を聞いてください。
(審判さんも人間です。ケンカ腰になると不愉快な気分で試合に臨むことになります。それはお互いにとって損です。)
そして、後日、
・大会名(○回戦の第○試合まで)
・審判さんの氏名
を各協会や連盟に伝えてルールの確認をしてください。
(この時も対応してもらった人の肩書と氏名を忘れないようにしてください。)
※大会によって、支部によって、特別ルールがある可能性があります。
話をこのグラブに戻します。
湯もみ型付けをされたとお聞きしたんですが、こういう型の付け方もあるんですね。
勉強になりました。
和氣 宗一郎
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