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宇和島東-新田戦のまとめ ~平成27年度春季四国地区高等学校野球愛媛県大会決勝戦~

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平成27年度春季四国地区高等学校野球愛媛県大会決勝戦 宇和島東-新田戦のまとめです。

宇和島東-新田戦のまとめ

新田が中盤の集中打で宇和島東救援陣を攻略。
宇和島東が最終回に意地の追い上げを見せるも届かず。

宇和島東 010000005/6
新  田   00001331×/8
【宇東】伊勢田、清水、杉原-榎
【新田】河野、田中-乘松
▼二塁打・・・河野、眞田、泉【新田】/保田【宇東】

※手元スコアブックですので公式記録と違う場合があります。

この試合をまとめるとするとこの言葉になります。

サッカー・バスケットボール・バレーボール・テニス・卓球など一般的な球技スポーツはプレー中にどちらに点が入るかわからないが、野球というスポーツは攻守交代が明確にわかれており攻撃側(打撃側)のみ得点をとるチャンスがある(守備側がどんなに頑張っても得点できない)特殊なスポーツなだけに、攻撃側のチャンスでの結果が「試合の主導権(流れやリズム)」を左右するスポーツ(球技)である。

得点できるチャンスに、
・得点できれば・・・試合の指導権を握ることができる
・得点できなければ・・・相手に試合の主導権を渡すことになる
となります。

逆に言うと、
ピンチで
・踏ん張ることができれば・・・試合の主導権を渡さない
・得点を与えてしまうと・・・相手に試合の主導権を渡すことになる
ということです。

20150402

この試合の流れを先頭打者出塁(○or×)-出塁走者数-得点でみると、
【合計】宇和島東6-17-6/新田2-18-8
となり数字上は互角に近い状態です。

これをイニング別にみると、
【1回】宇和島東○2-0/新田○1-0
【2回】宇和島東○3-1/新田×0-0
【3回】宇和島東○2-0/新田×0-0
【4回】宇和島東×1-0/新田×0-0
【5回】宇和島東×0-0/新田○3-1
【6回】宇和島東○2-0/新田×6-3
【7回】宇和島東○1-0/新田×6-3
【8回】宇和島東×0-0/新田×2-1
【9回】宇和島東○6-5
となります。

この数字だけでもこの試合は、

序盤に押されていた新田は、宇和島東に試合の主導権を渡さないようピンチに耐えていた。6回からのチャンスをきっちりと点に結びつけたことによって試合の主導権を一気につかんで勝利した。
宇和島東は序盤のチャンスで得点しきれなかったことが原因で、中盤以降新田に主導権を握られ、追いつくことができなかった。

ということが言えます。

※この数字に1イニングごとの所要時間を付け加えるともっとわかりやすいのですが、タイム計測をしていないので根拠がありません。

チャンスできっちりと得点できるか。
ピンチでできるだけ失点を抑えるか。
選手たちはみんな「頭では理解している」と思います。
問題は「頭で理解していることやイメージしたプレーを『力まずに』できるか」です。
野球だけでなくどのスポーツにも共通することだと思いますが、これが一番難しいなぁ~・・・

さて、3月21日の南予地区予選から約2週間。
今年の「春」は愛媛の高校球児の熱いプレーをたくさん見ることができて良かったです。

次の公式戦は「夏」。
甲子園の切符をかけた熱い精一杯のプレーを楽しみにしております。

がんばれ、愛媛の高校球児!

 

ところで、私が一番気になっている「勝敗を左右したかもしれない」プレーが1回表にありました。

1回表 宇和島東の攻撃、ヒットと送りバント成功で1死2塁。
DSC_0088

DSC_00893番 清家が右方向へヒットを放ちましたが・・・

DSC_0091 DSC_0092

二塁走者の1番 毛利拓と三塁コーチはホームへの挑戦を自重。

二塁走者のスタートが遅れていたのかもしれませんが、おそらく1死1・3塁とチャンスを広げて4番に回す方が得点する確率は高いと判断したのでしょう。

無理にホームを狙うのではなく、1死1・3塁とする方が極めて正しい判断だと思います。
私が三塁コーチだったとしても二塁走者だったとしても同じ判断をしていたと思います。
試合前のノック・右翼手の守備位置・打球スピード・二塁走者の走力などを考えると、ベンチの上から写真を撮っていた私には、この場面で「勝負(ホームを狙う)」してみても良かったのではないかと思っています。

・宇和島東がここで先制していれば9回表のような連打が初回から生まれて宇和島東が完全に主導権を握っていた
・新田がホームでアウトにして無失点で切り抜けていれば大きなピンチをしのいだ分、序盤から勢いに乗っていた

『かも』しれないです。

全く違う試合展開になっていたかもしれないですし、結局は似たような試合展開になったかもしれません。
勝負ごとに「たら・れば」や結果論は禁物なのでこのへんで・・・


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和氣 宗一郎

代表取締役社長株式会社道後屋ワケスポーツ
愛媛県西予市宇和町生まれ。 硬式少年野球ボーイズリーグ「宇和フラワー」(現 宇和ボーイズ)、宇和中学校軟式野球部、宇和高校野球部と12年間野球三昧。 1年間の大学浪人生活を経て、関西学院大学に入学。卒業後は大手都市銀行に就職するが母の病気を機に1年半で退職し、平成16(2003)年に実家である株式会社道後屋ワケスポーツを継ぐ。 最も得意なスポーツはやっぱり野球。特にグラブ修理・スパイク修理に関しては自信があります!本業のかたわら母校の指導を行っていた時期もありました。 また、「スポーツを通じて、明るい活気のある人づくり・地域づくりに貢献する」をモットーに「四国西予ジオパーク」の活動や西予市商工会青年部の活動にも力を入れています。

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